みなさん、こんにちは!
今日、ご紹介するバンドはかなりマニアックなので、お好きな方以外は、飛ばしていただいた方がよいかもしれません。💦
WINGS OF THE ISANG というバンドです。
まずは一曲、ILLUSIONです。
渇いたギターと、薄っすらと遠い方でかぶさるストリングスの導入から、儚げなヴォーカルが入ります。
そして、クリーンなギターとドラムが入ってきて、次第に楽器が増えてくる構成です。
WINGS OF THE ISANGらしい、私の大好きな曲です。
この曲、ILLUSIONで映されている絵が、アルバムのジャケットです。
そして、この絵とバンド名だけから、お好きな方はわかりますが、このWINGS OF THE ISANG、ジャンルとしては、ブラックメタル、そのサブジャンルとしての、メロディック・ブラックメタルのバンドになります。
K-POP初心者の私は、K-POPに、こんなジャンルのバンドがいるとは、露とも知りませんでした。
そして、出会い、見事に、はまりました。
もう一曲、同じアルバムからの美しい曲、GRAVITYです。
この雰囲気、音像、寂寥感は紛れもなくブラックメタルなのですが、そこにK-POPのフレーバーがまぶされていて、めちゃくちゃポップです。
本来、ブラックメタルとポップは、完全に相反するジャンルですが、WINGS OF THE ISANGの特徴は、その2つが見事にブレンドされていることです。
2曲、アルバムの曲が続きましたが、次はMVがある曲です。
NO LONGER HUMAN、「人間失格」という漢字の題名が、ぴったりの曲です。
どうでしょうか、このバンドは、映像があると、よけいに人間の侘しさ、儚さを表現しようとしている意図が、伝わるのではないでしょうか。
ブラックメタルは、元々北欧で生まれた音楽ジャンルです。
しかし、北欧と同じくらい、寒さが厳しく、鬱屈した気持ちにさせる韓国は、たぶんブラックメタルを生む土壌としてはぴったりで、このようなバンドを、生み出したものと思わせます。
次は、そのような若者の屈折した気持ちを、見事に表現した、TWENTY YEARS OLDです。
このギターのイントロを初めて聴いた時は、フィル・コリンズ期のジェネシスかと思いましたが、ジェネシスに勝るとも劣らない、ポップさとプログレッシブさのブレンドされた名曲です。
そろそろ皆さま、実際のバンドを見てみたいと思ってきたでしょうから、次は、バンドの演奏映像です。
曲はDARK SEAです。
こういうバンドは、音と抽象映像だけで楽しんだ方が、自分のイメージが膨らむ部分がありますが、実際のバンドは、こんな感じです。
いかがでしたでしょうか?
私は元々メタルも聴く人間なので、このバンドに最初から入り込めましたが、さすがにTWICEの後に紹介するアーティストとしては、マニアック過ぎたでしょうか。
もちろん、メタルのバンドというのは、どの国にも存在するのでしょう。
しかし、このバンドのように、K-POPとブラックメタルを、見事に融合しているバンドがいるとは、本当に驚きでした。
私が、世界で一番好きな、ブラックメタルバンドになりました。
そして、このようなマニアックなバンドまで存在している、K-POPの奥行の深さを、今回もみなさんに知っていただきたくて、今回、ご紹介させていただきました。
最後の曲は、INCENSEです。
お香の煙が、ひたすら漂っているところだけを映しているMVですが、それがまた、曲、バンドの雰囲気にぴったりです。
お香の余韻を残しながら、それでは、また。