みなさん、こんにちは!
K-POPを聴き始めた昨年、TWICEのコンサートDVDを買おうかなと思って、アマゾンでコメント欄を見たら、
「子どもが喜んで見ていました。」とか、
「孫に送ったら、喜んでくれました。」
などのコメントばかりでした。
いやいや違うでしょう。
TWICEは、おじさんが、自分で見るものでしょう!
ということで、5月に来日を控えるTWICEの、おじさん向けご紹介です。
(もちろん私も、生まれて初めてのTWICEコンサートを見に行きます!)
TWICEは一説によると、300曲近く持ち歌があると言われる、超働き者グループなので、全曲制覇するのはとても大変ですが、今日はおじさんのツボにはまる曲をご紹介します。
まずは一曲目は、MOONLIGHTです。
はい、70年代、80年代ポップスの好きな方は、もうわかりますね。
これは、80年代初頭に、ジャクソン5並みにヒットしたファミリー・グループ、DEBARGE(デバージ)サウンドそのもの、100%いい意味でのパクりです。
このイントロの入り方から、リズム、サビへの盛り上げ方、そしてサビのアレンジ、すべて、おじさん大好き、デバージサウンド以外の何物でもありません。
そして、TWICEのみなさんの抑制気味の歌い方も、特にリードボーカルのエル・デバージを彷彿とさせる歌唱になっています。
デバージは、ソウルとAORの中間的なサウンドと歌い方で、特に日本では圧倒的な人気を博したグループです。
TWICEが現代において、そのデバージをオマージュしてくれるとは、おじさん、泣けてきてしまいます。
次はCRUELです。
これは70年終わりから80年初めにかけての、2ビートディスコサウンドです。
ベースの、ウンチャウンチャという2ビートフレーズが、心地よいです。
そして曲が盛り上がってくると、入ってくるストリングスが、やはりおじさんたちのディスコ心を蘇らせてくれます。
次の曲は、TWICEのシティポップの最高傑作、UP NO MOREです。
この曲は、以前にご紹介した、FROMIS 9の一連のシティポップ名曲群はプロデュースした、COLLAPSEDONEさんの作品で、さすがのハイクオリティ!
なかなか哀愁のあるメロディと、やはりFROMIS 9の面々よりは、翳りのあるTWICEの歌い方がマッチして、名曲たらしめています。
この曲がだめな人は、たぶんTWICEには、合わないと思います。
次はCACTUSです。
これは一転、ジャーニーかフォリナーか、という、産業ロックという言葉がはやっていた頃の、ロックバラードの典型ですね。
本当は後半に、スティーブ・ルカサーあたりの、泣きのギターソロが欲しいところです。
ここではさすが、リーダーでリードボーカルのジヒョの歌唱力を活かして、歌い上げています。
続けて、同じコンサートから、やはりTWICEの歌唱力を活かす、今度はソウルバラード、REWINDです。
いやー、泣かせてくれます。
ソウルバラードの傑作です。
実は、K-POPでは、REWINDというタイトルの、同名異曲の名曲がたくさんあるのですが、その話はまた今度。
おじさんの好みだと、どうしてもバラード系が多くなってしまうので、ここでおじさんの別系統の好物、ラテンでいきましょう。
これはシングル曲なので、ほとんどの方はご存じでしょう。
ALCOHOL FREEです。
このサンバ調、おじさん大好きです。
そして、メロディも含めて、JY PARK(パク・ジヨン)(TWICEの所属する事務所であるJYPの創始者/代表で、K-POPレジェンド)作詞・作曲の最高傑作のひとつです。
コレオグラフィと、楽曲の見事な融合が、K-POPの一つの理想形を見せてくれます。
これぞTWICE!!
それでは最後に、TWICEらしい、ポップで哀愁のある名曲CANDYです。
全曲英語の詩です。
今更私が言わなくても、私なんかがTWICEを知る前に、芸能人含めて色んな方が言っていたことですが、TWICEには日本人のミナ、サナ、モモの3人がいて、この3人に憧れて、K-POPをめざす若い日本人が,、俄然増えました。
TWICEの貢献は圧倒的なんです。
50年間、私のようなおじさんは、日本人が英語の壁を超えられず、世界レベルの音楽界に食い込めないことを、忸怩たる思いで見てきました。
TWICEの日本人3人が、軽々と英語をこなして、このようなすばらしい歌唱を披露してくれるところを見ると、感慨深いものがあります。
何しろ、TWICEは、GOOD MORNING AMERICAにも出演しているのですから。
GOOD MORNING AMERICAというのは、アメリカの朝に流れている報道番組で、言ってみれば、アメリカの「アサイチ」みたいなやつです。
私がニューヨークに住んでいた頃、GOOD MORNING AMERICAを収録しているスタジオのそばが通勤経路で、毎朝その横を通り、時々、シカゴ(ブラス入りの70年代アメリカンロックバンド)などのバンドがロケで、演奏していたりしたのを横目で見たりしていました。
そのアメリカを代表する番組に、東洋のグループが普通に出演するというのは、私みたいなおじさんにとっては、考えられない出来事です。
しかもそのグループに、日本人が3人もいるというのは、すごいことだということを、おじさんたち、もっと認識した方がよいですよ!!
と、最後に興奮してしまったところで、おまけに、TWICEがGOOD MORNING AMERICAに出演した時の映像を見ながら、本日はお別れです。
本日も、ありがとうございました。