本日ご紹介するのは、ADOYという4人組バンドです。
まずは、代表曲のWONDERです。
どこまでも軽いキーボードとギターに、16ビートのドラムス、そして、これ以上ないくらい、ソフトな男性ヴォーカルが被さります。
日本言えばシティポップですが、普通のシティポップより、このたまらない浮遊感が強すぎて、やはりK-POPにしか出せないサウンドです。
次はバンドのライブ映像で、GRACEです。
ご覧の通り、4人組のバンドで、オ・ジュファン(ヴォーカル、ギター)、ZEE(キーボード)、チョン・ダヨン(ベース)、パク・グンチャン(ドラムス)という編成です。
最近のライブでは、サポートのギターが入るようです。
ベースだけ女性というのは、韓国のバンドではよくあるパターンで、どうしてかわかりませんが、面白いですね。
ベースのチョン・ダヨンはコーラスも担当しており、このコーラスパートがなかなか効いています。
これまでの2曲は、いかにもおしゃれなシティポップ系でしたが、ライブでは結構ハードなサウンドも出します。
そんな縦ノリの名曲、SAN FRANSISCOです。
ADOYの曲は全部英詩なので、曲だけ聴いていると、洋楽にも聴こえないことも無い感じです。
そのせいもあるのか、海外人気も高く、このBABYの動画のコメント欄とか見ていると、ほぼ全部、海外ファンだったりします。
海外のK-POPファンの、ど真ん中に刺さるサウンドですので、それもよくわかります。
私もど真ん中に刺さりました。
ADOYのサウンドは、このブログでもよく出てくる、80年代のシンセポップ、ドリーミーポップと言われます。
ミドルテンポの曲が多くて、とにかく心地よくて、メロディアス。
そして、次のLEMONのように、少しサイケデリックな要素もあります。
ヴォーカルのオ・ジュンファンは、元々別のバンドをやっていたそうですが、あまり売れなかったらしく、次は売れるバンドをやるという決意で、ADOYを結成したそうです。
なので、ADOYでは、キャッチーでわかりやすいサウンドを貫いているのかもしれませんが、ポップミュージックは、売れようと思って売れるわけではないので、実際に売れるサウンドを確立したのは、大したものです。
ADOYサウンドは、オ・ジュンファンとチョン・ダヨンの、男女の、共にソフトなヴォーカルが、ユニゾンとハーモニーを自在に繰り広げるところが最大の魅力です。
それが最大限に楽しめるYOUNGを聴きながら、今日もお別れです。
今日もありがとうございました。