みなさん、こんにちは!
AESPAの東京ドームでのコンサートに行ってきました。
東京ドームでのK-POPコンサートは、初めてでした。
70年代ロックおじさんは、東京ドームで、ローリングストーンズやクイーンなどのコンサートは散々見て来ましたが、この年齢で、これほど衝撃的なコンサートを見ることになるとは、思ってもいませんでした。
さすが、K-POP一番の老舗事務所、SMエンタテイメントだけあって、とにかくステージングがお見事!
そして、音響がはっきり言って最悪な東京ドームにおいて、ハードロックも真っ青の爆音で、音響の悪さなど、力づくでねじ伏せてしまいました。
オープニング曲のGIRLSで、メンバーのWINTERがいきなりエレキギターで、エドワード・ヴァンヘイレンばりのギターソロをかき鳴らし、文字通り、AESPAのコンサート=ハードロック宣言をぶちかましてくれました。
この1年で、NEW JEANSのおかげで、すっかりメロウ路線に様変わりしたK-POP界において、AESPAの曲は、SMエンタ特有の先鋭、前衛、奇抜路線を維持していると言えます。
それらの曲群は、特に東京ドームのような場所での爆音ライヴにおいては、非常に映えるということをいやと言うほど、確認できました。
そして、アバターがコンセプトでデビューしたAESPAの、メタリックな世界観を表現したステージにおいて、まさにメタルそのものの、WINTERとNINGNINGの(良い意味での)キンキン声が、これ以上ないマッチングを呈していました。
レッド・ツェッペリンのロバート・プラントや、ラッシュのゲディ・リーなどの、伝説的ハードロック・ヴォーカリストに、勝るとも劣らない、キンキンヴォイスをかましてくれておりました。
K-POP界には、DREAM CATCHERという、もろにヘビメタをコンセプト化したグループがいますが、AESPAは、ヘビメタとヒップホップを融合した音楽性で、よりビートの効いたヘビメタを奏でていることを、ステージを見て感じ取りました。
もちろん、それだけではなく、細かな演出を含めたステージングがお見事!
今をときめくNEW JEANSの生みの親、ミン・ヒジン氏は、元々SMエンタのアート・ディレクターであったことは有名な話ですが、やはり、ミン・ヒジン氏から受け継がれたSMのセンスが存分に発揮された、ステージでした。
いやー、今思い返してもすばらしい。
AESPAはまだフルアルバムが無くて、ミニアルバムが3枚出ているだけなので、持ち曲が決して多いわけではないのですが、全部で28曲を惜しみなく披露し、全力で駆け抜けたステージ。
最後の曲、BLACK MANBAを爆音で、低温のシンセベースを効かせてかましてくれると、これはもうおじさん世代からすれば、3分間のプログレメタルの名曲に早変わり、大興奮の極致でした。
改めて、今のK-POPの世界的な人気の理由を、まざまざと見せつけてくれたステージでした。
ではまた。