みなさん、こんにちは!
本日ご紹介するグループは、ドリームキャッチャー(DREAMCATCHER)です。
おじさんのロック世代は、グループ名にドリームが付くと、ドリーム・シアターに代表されるように、メタルのグループを連想してしまいますが、このグループも、そのグループ名からして確信犯というか、まさにメタルをコンセプトにしているアイドルグループです。
まずは一曲、挨拶代わりにMAISONです。
どうでしょうか。
一歩間違えたら、ギャグになってしまいそうなコンセプトを、さすがK-POP、お金がかかっていて、なかなかの世界観を見せてくれるではないですか。
まさにプログレッシブ・メタルの世界ですね。
みなさんには、まずは早くDREAMCATCHERの世界に入っていただくために、続けてもう1曲、BECAUSEです。
DREAMCATCHERの歴史は面白くて、最初は別のグループ名の普通のアイドルグループだったのですが、2016年にグループ名をDREAMCATCHERに変更して、今のメタルコンセプトを打ち出しました。
属している事務所まで、DREAMCATCHER COMPANYに変更してしまいました。
つまり会社ごと、このメタルコンセプトに変えてしまって、すべての曲をこの会社の専属プロデューサーたちが作っています。
普通のアイドルグループは、様々な制作者の曲を取り上げるのが普通ですが、DREAMCATCHERは全作品、同じプロデューサーグループが作っています。
そのため、悪くすると、マンネリに陥りそうな方式ですが、プロデューサーたちが超優秀なのか、そういうこともなく、すべてのアルバム、曲が、同じ路線で、同じクオリティを保っている珍しいグループです。
見ていると、特に海外での人気が高いみたいで、メタル人気の高い南米などではスター扱いです。
さて、このブログで取り上げるからには、単にメタル色のアイドルグループということより別に理由があり、とにかく曲が良いのです。
シングルになるメタル曲もかっこいいのですが、実はメタルコンセプトなのに、バラードやポップな曲が、おじさん好みの超良曲群なのです。
まずはシティポップの名曲ALL DAY LONGです。
ハロウィン・コンサートの様子なので、さわやか夏向きシティポップの曲調と、舞台の設定が全くマッチしていないのはご愛敬ですが、すごく良い曲です。
続いてこの曲と同じサマーアルバムからA HEART OF SUNFLOWERです。
本当に美しいバラードです。
ここまで来ると、曲名も、プログレッシブ・ロックの名門グループ、イエスの「 HEART OF SUNRISE(燃える朝焼け)」から取っている確信犯と思ってしまいます。
実は昔から、ハードロックのグループが、アルバムに1曲くらい入れる静かな曲、バラード系に、超メロディがきれいな名曲が多いという法則があります。
一番の有名どころでは、レッド・ツェッペリンの天国の階段から始まり、ディープパープルのSOLDIER OF FORTUNE、クイーンのLOVE OF MY LIFEなど、枚挙に暇がありません。
このDREAMCATCHERも、メタルコンセプトのみならず、メタルのグループは、バラード系に名曲多しの伝統まで引き継いでいるところが、何よりおじさんたちのツボです。
さあ、怒涛の名曲群、次はDEARです。
続けてRAINY DAY です。
どうでしょうか、バラードの名曲ばかりです。
DREAMCATCHERのもう一つの特徴は、コンサートで生バンドがバックにつくことが多いことです。
K-POPのアイドルグループは、基本的に演奏はテープで(言ってしまえばカラオケ)、生バンドがつくことはまずありません。
そこが、生演奏が当然と思っているおじさん世代には、少し残念なところでがあります。
DREAMCATCHERは全曲、同じ人たちが作っていてアレンジしているので、最初から生演奏を想定して作りやすいので、生演奏が可能なのでしょう。
曲が特にメタルっぽいので、生演奏だとコンサートが一層盛り上がります。
DREAMCATCHERはちょうど今現在、アメリカツアーで9都市を回っているらしいです。
今までも、アメリカのみならず、ヨーロッパや南米でもツアーをしています。
おじさん世代が驚くのは、このK-POPのグローバル展開です。
BTS、BLACKPINKだけでなく、このクラスのグループまで全世界で活躍をしているのがすごいことです。
おじさんたち、ますます応援したくなります。
最後に、DREAMCATCHERの昨年のドイツでのステージでお別れです。
決して人種差別で言っているのではないですが、やはり白人の人たちが、K-POPを見てキャーキャー言っているのを見るのは、おじさん世代にとっては感慨深いものがあります。
それではまた。