60歳からのK-POP

63歳で初めてK-popを聞き始めて、沼にはまりました。

ドリーム・シアターではありません DREAMCATCHER

みなさん、こんにちは!

 

本日ご紹介するグループは、ドリームキャッチャー(DREAMCATCHER)です。

 

おじさんのロック世代は、グループ名にドリームが付くと、ドリーム・シアターに代表されるように、メタルのグループを連想してしまいますが、このグループも、そのグループ名からして確信犯というか、まさにメタルをコンセプトにしているアイドルグループです。

 

まずは一曲、挨拶代わりにMAISONです。

 

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どうでしょうか。

一歩間違えたら、ギャグになってしまいそうなコンセプトを、さすがK-POP、お金がかかっていて、なかなかの世界観を見せてくれるではないですか。

 

まさにプログレッシブ・メタルの世界ですね。

みなさんには、まずは早くDREAMCATCHERの世界に入っていただくために、続けてもう1曲、BECAUSEです。

 

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DREAMCATCHERの歴史は面白くて、最初は別のグループ名の普通のアイドルグループだったのですが、2016年にグループ名をDREAMCATCHERに変更して、今のメタルコンセプトを打ち出しました。

属している事務所まで、DREAMCATCHER COMPANYに変更してしまいました。

 

つまり会社ごと、このメタルコンセプトに変えてしまって、すべての曲をこの会社の専属プロデューサーたちが作っています。

普通のアイドルグループは、様々な制作者の曲を取り上げるのが普通ですが、DREAMCATCHERは全作品、同じプロデューサーグループが作っています。

 

そのため、悪くすると、マンネリに陥りそうな方式ですが、プロデューサーたちが超優秀なのか、そういうこともなく、すべてのアルバム、曲が、同じ路線で、同じクオリティを保っている珍しいグループです。

 

見ていると、特に海外での人気が高いみたいで、メタル人気の高い南米などではスター扱いです。

 

さて、このブログで取り上げるからには、単にメタル色のアイドルグループということより別に理由があり、とにかく曲が良いのです。

シングルになるメタル曲もかっこいいのですが、実はメタルコンセプトなのに、バラードやポップな曲が、おじさん好みの超良曲群なのです。

 

まずはシティポップの名曲ALL DAY LONGです。

 

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ハロウィン・コンサートの様子なので、さわやか夏向きシティポップの曲調と、舞台の設定が全くマッチしていないのはご愛敬ですが、すごく良い曲です。

 

続いてこの曲と同じサマーアルバムからA HEART OF SUNFLOWERです。

 

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本当に美しいバラードです。

 

ここまで来ると、曲名も、プログレッシブ・ロックの名門グループ、イエスの「 HEART OF SUNRISE(燃える朝焼け)」から取っている確信犯と思ってしまいます。

 

 

実は昔から、ハードロックのグループが、アルバムに1曲くらい入れる静かな曲、バラード系に、超メロディがきれいな名曲が多いという法則があります。

 

一番の有名どころでは、レッド・ツェッペリン天国の階段から始まり、ディープパープルのSOLDIER OF FORTUNE、クイーンのLOVE OF MY LIFEなど、枚挙に暇がありません。

 

このDREAMCATCHERも、メタルコンセプトのみならず、メタルのグループは、バラード系に名曲多しの伝統まで引き継いでいるところが、何よりおじさんたちのツボです。

 

さあ、怒涛の名曲群、次はDEARです。

 

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続けてRAINY DAY です。

 

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どうでしょうか、バラードの名曲ばかりです。

 

DREAMCATCHERのもう一つの特徴は、コンサートで生バンドがバックにつくことが多いことです。

K-POPのアイドルグループは、基本的に演奏はテープで(言ってしまえばカラオケ)、生バンドがつくことはまずありません。

そこが、生演奏が当然と思っているおじさん世代には、少し残念なところでがあります。

 

DREAMCATCHERは全曲、同じ人たちが作っていてアレンジしているので、最初から生演奏を想定して作りやすいので、生演奏が可能なのでしょう。

曲が特にメタルっぽいので、生演奏だとコンサートが一層盛り上がります。

 

DREAMCATCHERはちょうど今現在、アメリカツアーで9都市を回っているらしいです。

今までも、アメリカのみならず、ヨーロッパや南米でもツアーをしています。

おじさん世代が驚くのは、このK-POPのグローバル展開です。

 

BTS、BLACKPINKだけでなく、このクラスのグループまで全世界で活躍をしているのがすごいことです。

おじさんたち、ますます応援したくなります。

 

最後に、DREAMCATCHERの昨年のドイツでのステージでお別れです。

決して人種差別で言っているのではないですが、やはり白人の人たちが、K-POPを見てキャーキャー言っているのを見るのは、おじさん世代にとっては感慨深いものがあります。

 

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それではまた。