みなさん、こんにちは!
今日ご紹介するのは、EPITONE PROJECTという、男性のシンガーソングライター・プロデューサーです。
名前はPROJECTですが、チャ・セジョンという人のワンマン・プロジェクトです。
もう15年以上の実績を有する、大ベテランです。
まずは一曲、FIRST LOVEです。
どうでしょうか。
王道の、美しいバラードですね。
バラードと言う言葉をネットで見ると、
スロー・テンポで感傷的なメロディを持った曲の総称
と出て来ます。
そう、曲のジャンルですが、K-POPでは、シンガーのジャンルを指す言葉として、ロック、R&B、ヒップホップ、ジャズ、フォークなどと並んで、バラードというのが良く出て来ます。
もちろん、昔からバラードシンガーと呼ばれる歌手はいましたが、K-POPほど、バラードというジャンルが、確立している例を私は知りません。
次の曲はHERです。
これも、MVと曲が見事にマッチした、バラードの名曲です。
EPITONE PROJECTは、バラードのジャンルにくくられている、K-POPを代表するアーティストです。
すべての曲に、MVがぴったりとリンクする、映像的なアーティストで、まさに韓ドラを生み出している国ならではのミュージシャンだと私は感じます。
次の曲は、DAWNINGです。
今まで聴いてきていただいた曲は、EPITONE PROJECT自身が歌っています。
彼の声は、曲調にマッチした、静謐な歌声です。
一方で、EPITONE PROJECTは作曲家、プロデューサーなので、他の歌い手に歌わせている名曲がたくさんあります。
最近の曲で、YOUNHAが歌う、SLEEPLESSをお聴きください。
彼の曲が、女性ボーカルとの相性も抜群なのがわかります。
もう1曲、女性ボーカルとのコラボで、LUCIAが歌うANY DAYS, ANY WORDSです。
この曲は、LUCIA名義のアルバムからの一曲です。全曲EPITONE PROJECTが作って、プロデュースしています。
もう11年くらい前のアルバムですが、すばらしい作品です。
EPITONE PROJECTは、活動期間の長いアーティストなので、アルバムをたくさん出していますが、ボーカル曲の間に挟まるインストの曲もすばらしく、今時珍しい、本当に王道のイージーリスニングのミュージシャンです。
70年代ロックで育った私のような世代では、イージーリスニングというと、芸術性の薄い、軽い音楽とみなす悪い傾向がありますが、彼の音楽は、その概念とは真逆の、深いアーティスト性を感じます。
それでは最後に、本人にも登場してもらいましょう。
KILLING VOICEという、K-POPの歌い手たちが、メドレーで自分の曲を披露する、私の大好きな番組です。
その番組に、EPITONE PROJECTも登場しています。
20分以上ある長い動画なので、適当に区切って見てみてください。
正直言って、すべて同じようなテンポの、同じような曲調なのですが、全く飽きさせないのが、彼の実力を証明しています。
K-POPにおいて、バラードというジャンルが、ロックやR&Bと並列して存在していることを、力強く印象づけてくれるパフォーマンスです。
今日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。