みなさん、こんにちは!
本日ご紹介するのは、CADEJO(カデホ)です。
3人組のジャムバンドです。
まず一曲、USです。
いやー、ギターのカッティングがファンキー(死語?)ですねー。
そして、軽いのノリのファルセット・ヴォーカルもいい感じです。
さて、ジャムバンドとは何か?
WIKIPEDIAによると
1960年代に結成されたグレイトフル・デッドやオールマン・ブラザーズ・バンドなどに起源を持ち、1990年代のフィッシュやその他のバンドにまで受け継がれた、即興演奏をするロック・グループをさす言葉である。
だそうです。
CADEJOは自分たちのことをR&B/ファンク系のジャムバンドである、と自称しているようです。
ジャム・バンドというのは、WIKIPEDIAの定義通り、インストゥルメンタルのバンドが多いです。
このCADEJOのアルバムは、半分以上がインストゥルメンタルの曲です。
それではCADEJOのインストの曲で A PLACE IN THE SUNです。
さすが、インスト・グループ!
全員が、なかなかのテクニシャンであることがわかりますね。
R&B/ファンク系のジャムバンドと言えば、1960年代から70年代に活躍した、GREEN ONIONというヒット曲で有名な、BOOKER T & THE MG'Sが元祖です。
70年代後半はフュージョンブームが起きて、その中でもR&B・ファンク系で言えば、スタッフが有名です。
スタッフは、おじさん世代大好きな、スティーブ・ガッド(ドラムス)、リチャード・ティー(キーボード)、エリック・ゲイル(ギター)などがメンバーで、大人気でした。
これらのジャムバンドは(この当時はジャムバンドと言う言葉はありませんでしたが)、ソウルミュージックの歌無しのカラオケみたい、というような悪口も言われたりしました。(実際にそう聴こえないこともないのですが💦)
インストだけだと、どうしても飽きられてしまうので、メンバーの中でも歌のうまい人がアルバムで1曲くらいは歌ってたりしていました。
このCADEJOは、さすがK=POP!
歌も上手なのが特徴です。
ジャムバンドとは思えないヴォーカルをフィーチャーした曲、HAMMOCKです。
ちゃんとコーラスまで入って、K-POPらしいですね。
もう一曲、本格的なヴォーカル入りで
CADEJOのアルバムは、半分以上がインストゥルメンタルの曲ですが、この曲みたいに、いい具合にヴォーカルが入っている曲もあり、そのバランスが絶妙です。
そして、ジャムバンドとしては珍しい3人組なので、どうしても音が薄くなりがちですが、CADEJOはその3人組であるところを逆手に、間を活かした独特のグルーヴを生み出しています。
なので、クラブミュージックとしても聴かれています。
実際、日本ではそういう捉え方をされているようで、ディスクユニオンから日本盤も出ています。(クラブミュージックのセクションに、置いてあります。)
それではそんなCADEJOの、独特なグルーヴが聴ける曲 GWINです。
黒人に負けないグルーヴと、K-POP特有の浮遊感のあるヴォーカルの組み合わせが、やはりとてもユニークで、なかなか他では聴けないサウンドです。
私の世代の方で、普通のK-POPはちょっとゴテゴテし過ぎて、と言う方でも、このCADEJOは、ジャズやフュージョンを聴く感覚で聴いても、すごく良いバンドなので、是非アルバムを通して聴いてみてください。
アルバムにはすごく長尺のインスト曲などもあります。
いやー、相変わらずK-POPには色々なユニークなグループが多いですねー。
それでは最後にもう一曲、CADEJOのポップな LOVE YOUR HARMONY を聴きながら、お別れです。
今日もありがとうございました。