みなさん、こんにちは!
本日ご紹介するのは、THAMAというR&Bシンガー/プロデューサーです。
まずは一曲、BLESSEDです。
シンプルなギターのフレーズで始まり、THAMAの雰囲気たっぷりのヴォーカルが被さります。
K-POPでは、男性ヴォーカルは、音域が高くて、ひたすらきれいな声質の人が多いですが、THAMAの声は、なかなか骨太で、音域も低いところで存在感たっぷりのところが、特徴を放っています。
次の曲は、DO IT FOR LOVEです。
THAMAの曲は、R&B/ヒップホップ系のアーティスト特有の、フィーチャリング・アーティストが多く、ここではGEORGEとのデュエットです。
こうやって、他のヴォーカルとのデュエットだと、より一層、THAMAの声質の太さが際立ち、繊細・骨太のコントラストで絶妙な効果が生み出されます。
次はライヴ演奏を見ていただきましょう。
曲はCHILLです。
ベースの方がスキンヘッドで、THAMA自身も短髪なので、一見ごついバンドに見えてしまいますが、音が出ると、真逆の繊細さを醸し出し、思わず笑ってしまうほどです。
途中ラップもあり、4ビートのジャジーな部分もあり、もうこれは、ブルーノートレーベルのGREGORY PORTERあたりの、現代ジャズヴォーカルそのものですね。
K-POPのルーツはR&Bなので、意外とこういうジャズ寄りの雰囲気を持っているアーティストは、少なかったりします。
もう一曲、同じバックの人たちで、曲はLANDです。
もう最高のグルーヴですね。
こうやって見ると、たぶんライヴは相当程度、アドリブが入ったジャジーなステージなのだと想像できます。
是非ライヴで見てみたいものです。
THAMAは、これまで一枚だけフルアルバムを発表していて、いい曲ばかりなのですが、その中でも私の一番のお気に入り、REAL THINGです。
THAMAは、ソングライターとしても、超一級で、こういうキャッチーな良曲もたくさん書いています。
同じアルバムから、彼の抒情的な側面が色濃く出ている一曲、KOBENHAVN(コペンハーゲン)です。
この芸術的なMVがぴったりですし、最後のKIM OKIによるサックスソロが、最高の一曲です。
やはりK-POPは、R&B畑のアーティストが本当に豊富で、しかも才能豊かな若者が次から次へと出て来ます。
高校生の時から、アメリカのブラックミュージックをずっと聴いてきたおじさんとしては、まさか隣国に、本国アメリカと匹敵するくらいのブラックミュージックを生み出す人たちがこんなにいたとは、露知らず、本当にびっくりです。
今日も、K-POPにびっくりしながら、お別れです。
お読みいただき、ありがとうございました。