60歳からのK-POP

63歳で初めてK-popを聞き始めて、沼にはまりました。

ごついのに繊細です!  THAMA

みなさん、こんにちは!

 

本日ご紹介するのは、THAMAというR&Bシンガー/プロデューサーです。

 

まずは一曲、BLESSEDです。

 

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シンプルなギターのフレーズで始まり、THAMAの雰囲気たっぷりのヴォーカルが被さります。

 

K-POPでは、男性ヴォーカルは、音域が高くて、ひたすらきれいな声質の人が多いですが、THAMAの声は、なかなか骨太で、音域も低いところで存在感たっぷりのところが、特徴を放っています。

 

次の曲は、DO IT FOR LOVEです。

 

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THAMAの曲は、R&B/ヒップホップ系のアーティスト特有の、フィーチャリング・アーティストが多く、ここではGEORGEとのデュエットです。

 

こうやって、他のヴォーカルとのデュエットだと、より一層、THAMAの声質の太さが際立ち、繊細・骨太のコントラストで絶妙な効果が生み出されます。

 

次はライヴ演奏を見ていただきましょう。

曲はCHILLです。

 

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ベースの方がスキンヘッドで、THAMA自身も短髪なので、一見ごついバンドに見えてしまいますが、音が出ると、真逆の繊細さを醸し出し、思わず笑ってしまうほどです。

 

途中ラップもあり、4ビートのジャジーな部分もあり、もうこれは、ブルーノートレーベルのGREGORY PORTERあたりの、現代ジャズヴォーカルそのものですね。

 

K-POPのルーツはR&Bなので、意外とこういうジャズ寄りの雰囲気を持っているアーティストは、少なかったりします。

 

もう一曲、同じバックの人たちで、曲はLANDです。

 

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もう最高のグルーヴですね。

 

こうやって見ると、たぶんライヴは相当程度、アドリブが入ったジャジーなステージなのだと想像できます。

 

是非ライヴで見てみたいものです。

 

THAMAは、これまで一枚だけフルアルバムを発表していて、いい曲ばかりなのですが、その中でも私の一番のお気に入り、REAL THINGです。

 

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THAMAは、ソングライターとしても、超一級で、こういうキャッチーな良曲もたくさん書いています。

 

同じアルバムから、彼の抒情的な側面が色濃く出ている一曲、KOBENHAVN(コペンハーゲン)です。

 

 

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この芸術的なMVがぴったりですし、最後のKIM OKIによるサックスソロが、最高の一曲です。

 

やはりK-POPは、R&B畑のアーティストが本当に豊富で、しかも才能豊かな若者が次から次へと出て来ます。

 

高校生の時から、アメリカのブラックミュージックをずっと聴いてきたおじさんとしては、まさか隣国に、本国アメリカと匹敵するくらいのブラックミュージックを生み出す人たちがこんなにいたとは、露知らず、本当にびっくりです。

 

今日も、K-POPにびっくりしながら、お別れです。

 

お読みいただき、ありがとうございました。