60歳からのK-POP

63歳で初めてK-popを聞き始めて、沼にはまりました。

おじさんのためのRED VELVET講座!

こんにちは!

 

今日は私にとって、K-POP生活に入って一番めでたい日かもしれなくて、何とRED VELVETのコンサートに当選の通知が来ました!

 

RED VELVETは、私がK-POPにはまった根本要因の一つで、こんなにすごい音楽が世の中にあったのかと思わせてくれたグループです。

 

はまってから、もちろん過去2回の日本公演のDVDも即買って、見まくっておりました。

そのグループを生で見られるなんて、夢のようです。

 

そこで、それを記念した特別企画として、「おじさん(おじいさん)のためのRED 

VELVET講座」を急遽企画しました。

 

RED VELVETはプロのミュージシャンのファンも多く、かなり凝った曲も多いのですが、K-POP初心者の私がはまったように、わかりやすい良い曲も多く、今日は、RED VELVETが初めての方でも入りやすい曲をご紹介したいと思います。

 

初っ端はもちろんこの超名曲、「FEEL MY RHYTHM」です。

 

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G線上のアリアをサンプリングして、ウェンディのスキャットからの入りがまずエモいです。

一応ラッパーという位置づけのアイリーンとイェリのラップっぽいメロディと、K-POP界の1,2位を争う歌唱力と言われるスルギ、ウェンディのきれいな高温パートの対比があり、そこから女優でもあるジョイの渾身の笑顔パートを経て、FEEL MY RHYTHM、COME WITH ME~ と続く必殺のサビに突入します。

 

最初にこのMVを見た時に、この世界中の名画をモチーフにした世界観と、今まで聴いたこともないような、ほんのりオリエンタル色も漂う楽曲、そしてそれを見事に表現しているこの5人組の人たちに、「なんだこれは!!」となり、これがK-POPか!となり、それからは深い、深い沼が待っておりました。

 

この曲を嫌いなおじさん(おじいさん)は世の中にいないと思いますので、まずは是非ここから入ってください。

 

次の曲はLADIES NIGHTです。

 

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これはシングルではなく、アルバムの中の収録曲ですが、RED VELVETは本当にアルバムの中に名曲が多いのです。アルバムに名曲が多いというのも、私がK-POPにはまった大きな理由です。

 

LADIES NIGHTも私の世代で嫌いな人はいないという、まさに80年代初頭の日本のシティポップそのものです。山下達郎のFOR YOUの頃の全盛期(と勝手に思っている)や角松敏生のアルバムに入っていてもまるで違和感ありません。

サウンドはシティポップですが、RED VELVETが歌うと、シティポップの軽快さ、おしゃれ感と、R&B的なねちっこさの兼ね合いが絶妙で、しかもサビを5人がユニゾンで歌うと、この5人独特の歌声になります。

 

RED VELVETは5人それぞれの声質があり、誰が歌っているかすぐわかるくらいの特徴が魅力の一つですが、5人全員で歌うパートもK-POPの中では珍しく多く、そのパートは6人目のRED VELVETと言われるくらい、個性的なコーラス(ユニゾン)になります。

 

ちなみにこの曲は、MONOTREEというプロダクション集団が作った曲で、RED VELVETに多くの良曲を提供しているとともに、他のアーティストにも色々作っています。有名なところでは、LOONAのBUTTERFLYがありますが、その話はまた今度に。

 

 

さて次はバラードの名曲ONE OF THESE NIGHTSです。我々の世代だとイーグルスの曲を思い浮かべますが、もちろん違う曲です。

この曲は何とRED VELVETのデビュー後、2番めのシングル曲として出されました。

 

今のK-POPの常識で、デビューしたてのアイドルグループが2番めのシングルとしてこんな渋い曲を持ってくるのは考えられないですが、実力派のRED VELVETだからこその自信を感じさせます。

 

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どうですか、本当にいい曲ですね、

典型的なR&Bタイプのバラードですが、これをRED VELVETが歌うと、重すぎず、軽すぎず、絶妙なバランス感覚です。

コテコテのR&Bなので、黒人のヴォーカルグループが歌っても全くおかしくありませんが、ここで従来の洋楽とK-POPの大きな違いが出てくるのは、K-POPではリードボーカル的な存在がいなくて、全員が均等に歌うところです。

 

K-POPを聴き始めると、全員が順番に少しずつ持ち回りで歌うという特徴にまず誰もが気づきます。

10人以上のグループとかになると、1曲の中で1人に回ってくるパートなどは微々たるものだったりします。

せっかく、一番歌唱力がある人や、自分の推しの歌手の出番が少ないなどの不満の原因になるわけです。

一方で、一つの曲を次から次へと違う人が歌っていき、でも全体としては調和がとれていて、3分間の中で非常に密度の濃い、凝縮された世界を表現するのがK-POPの最大の特徴だということが次第にわかってきます。

 

このONE OF THESE NIGHTSでも、このパートは絶対この人!と思わず頷いてしまうような、RED VELVETのそれぞれ個性的な声がうまくパート分けされていて、1人で歌っていたら決して出せない味を出しています。

 

 

 

次の曲はFEEL MY RHYTHMの一つ前のシングル曲、QUEENDOMです。

 

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この曲も最高傑作です。(こればっかり)

我々の世代ですと、バブル期のジュリアナ東京などのディスコ(クラブではないです!)のお立ち台に似合いそうな、コテコテのディスコ調ですが、これをRED VELVETが歌うと、何とかっこいいこと!この振り付けと歌唱、これぞK-POP

 

 

RED VELVETを語り出すと止まらなくてキリがないので、今回はこの辺にしておきます。

最後に最新アルバムからCELEBRATEです。

 

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RED VELVETはそれぞれのソロ曲でも名曲が多く、いつかソロ曲特集もしたいと思っています。ここではメンバーのスルギのソロ曲で、私の大好きなBAD BOY SAD GIRLをご紹介して、今回のおじさんのためのRED VELVET講座を終わります。

 

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ではまた。