60歳からのK-POP

63歳で初めてK-popを聞き始めて、沼にはまりました。

最初の記事はいきなりSTAYC(ステイシー) ! !

みなさん、こんにちは!

 

60歳からのK-popにようこそ!

 

このブログはタイトル通り、63歳になって初めてK-popに出会い、その沼にはまって半年近く経つ私が、様々なK-popアーティストを紹介していくブログになります。

 

K-popにはまって、色んなK-popアーティストを知りたくて、意外とK-popアーティストを網羅したサイトがないことに気づき、ならば自分で書いてやろうという無謀な試みで始まりました。

 

記念すべきその第一弾は、63歳にして何とSTAYC(ステイシー) ! !

 

なぜSTAYCかと言うと、私がK-popにはまったきっかけでもあるからです。

そして初めて行ったK-popコンサートが、22年11月のStaycの日本デビューショーケースです。

 

STAYCは、TWICEにCheer Up(チアアップ)やTT(ティーティー)などの出世曲を提供したことで有名な「ブラック・アイド・ピルスン」 というプロデューサーコンビが、初めて自主製作したガールズグループとして有名で、今までのシングル曲もすべて彼らが手掛けています。

 

デビュー曲のSo Bad(ソーバッド)からStereotype(ステレオタイプ)と順調にヒットし、3曲目のASAP(エイサップ)で一大ブレイクしました。

 

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サビのASAP(エイサップ)と言う部分のメロディと振り付けが、Kpop特有の中毒性が満載で、一躍はやりました。

このサビの中毒性は、TWICEのCheer Up(チアアップ)やTT(ティーティー)とも共通する「ブラック・アイド・ピルスン」 の一番の特徴です。

しかもASAPや、この後のRUN2Uくらいまでは、ここ最近のSTAYCのわかりやすいポップさよりも、何度か聞き込むことにより初めて芽生えてくる中毒性がある感じで、なかなか良くできた曲が多いです。

 

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RUN2Uの次のBeautiful Monster(ビューティフル・モンスター)、日本専用で最初にリリースされたPoppy(ポッピー)、最新のTeddy Bear(テディベア)など、どんどんわかりやすいポップ路線の方向にひた走っているようです。それはそれで、どんどん複雑な曲が増えているKpopの中では、逆に新鮮さがあると言えます。

たぶん当分はこのひたすらポップ路線で、他のKpopグループと差別化していく戦略を取っていくものと思います。

 

 

ところでSTAYCのもう一つの特徴は、このひたすらポップなシングル曲群とは別に、アルバムの曲に名曲が多いという点です。これは有名な話で、特に欧米のファンがそういうことを言うことが多いようです。

 

シングル曲以外はブラック・アイド・ピルスン以外の作者が作ることが多いのですが、プロデューサーとしてのブラック・アイド・ピルスンが厳選しているだけあって、粒よりの曲ばかりです。どれも良いのですが、一例としてASAPのミニアルバムの中のLOVE FOOLという曲を紹介しておきます。

 

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シングル曲の練りつくされたポップソングの極致のような過剰さとは正反対に、アルバムの曲はシンプルでミニマルな曲が多く、上手なコントラストになっています。Kpopには珍しく、R&B系よりも、ギターをフィーチャーしたロック系(というよりもカントリーに近いかも)の曲が多いのも特徴です。

 

アルバム名曲群からもう一つ、BUTTERFLY とYOUNG LUVのメドレーになります。

 

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STAYCはまだフルコンサートを開催したことがありませんが、今後開催した際には、派手なシングル曲と並行して、数多くのBサイド名曲群が聞けるかと思うと、今から楽しみで仕方がありません。

また、フルアルバムがリリースされる時も、どんな名曲が出て来るか、期待満載です。

 

私がKpopにはまった一つの理由が、「Kpopのアルバムには捨て曲という概念がない」ということです。

70年代ロックから本格的に音楽を聴き始めた私にとって、レコードには捨て曲があるというのは常識でした。往々にしてシングルカットされる、そのレコード(LP)の目玉曲は別として、レコード全体をすべての同じ高いクオリティの曲で埋めるのは不可能で、必ず捨て曲と言われる曲が入ってしまうわけです。

 

Kpopを最初聞き始めた時も、シングル曲は音楽番組やMVでも当然ダンス付きで派手に公開されるので、力を入れるのは当然で、それ以外のアルバム曲は手抜きなんだろうと思っていて、STAYCのミニアルバムなども大して期待もせず聞き始めたところ、そのクオリティの高さにびっくりした次第です。

 

そして他のKpopも聞き始めると、ほぼすべてのアーティストで同じような現象があるということがわかってきました。

これはKpop業界の人に言わせると、この競争の激しいKpop界で生き残るには、すべてにおいてクオリティを追求しないと、生き残れないからとのことです。なるほどですね。

 

クオリティへのあくなき追求は、Kpopすべてにおいて言えることで、歌、踊り、曲、演奏、はては語学、ふるまい、バラエティでの面白さ、人格、性格、すべてにおいて完璧でないと生き残れない、という考えが根底にあるようです。

そしてこのすべての面でのクオリティの高さが、私がこの年齢でKpopにはまってしまった根本要因なのかと思っています。

 

クオリティの高さを維持し続けないといけない側は、たまったものではないと思いますが、それを提供される側としては、これほど楽しませてもらえるものはなかなか無いということですね。

 

 

 

さて最初からだいぶ長くなってしまいましたが、最後に少しだけ個別のメンバーの話題に触れさせていただきます。

私の推しのメンバー(この言葉も初めて知ったので、嬉々として使わせていただきます)は、Sieun(シウン)というメインボーカルです。

 

シウンは元々子役出身で、有名なドラマでは「七日の王妃」の主人公の子供時代を演じたりしています。

Kpopのアイドルたちは、全員歌がうまいのは当たり前という「当たり前」を最初は知らなかった私は、Kpopを聞き始めた去年後半に、この下のリンクのLee Mujin Serviceという番組に出ているシウンを見て、ぶっ飛びました。

この衝撃がKpopに私をはまらせた一つのきっかけでもあります。

 

番組中で、Minnie Riperton(ミニーリパートン)の名曲Lovin' You(ラヴィン・ユー)を歌っているのですが、この曲を初めて聞いてから50年くらい経ちますが、こんなに鳥肌立つラヴィン・ユーを聞いたのは、生まれて初めてでした。

司会のLee Mujin も言っていますが、彼女のピッチが完璧である(Lee Mujinはシウンに絶対音感があると見抜きました)のみならず、英語の発音、感情の入れ方、ニュアンス、はてはミニー・リパートンの専売特許であるホイッスルボイスまで、見事に薄命のミニー・リパートンの世界を描いています。

 

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STAYCの舞台ではあんなにキャピキャピしているアイドルとこれが同一人物なのか、というギャップ萌えがKpopにはまる一つの要因だと思います。

 

 

さて、STAYCで語り出そうとしたら、まだまだ話が尽きませんが、記念すべき最初のブログも、まずはこの辺で終了したいと思います。

ちなみに、STAYCは4月にまた来日が決まっていて、私は4月10日の東京公演に行くことも決まっているので、また何かあれば触れさせていただきます。

 

私はSTAYCをきっかけにKpopにはまり、今はもちろんアイドル系も聞きますが、いわゆるK-Indiesと言われるインディーズ系も大好きなので、今後は情報がより少ないインディーズ系のアーティストもたくさん紹介していく予定です。

 

K-pop、このすばらしい世界にはまるのは、60歳(63歳)からでも遅くない!

それではまた。