60歳からのK-POP

63歳で初めてK-popを聞き始めて、沼にはまりました。

数学ロックのK-POP! COTOBA

今日ご紹介するのは、COTOBAというバンドです。

 

まずは一曲、MELONです。

 

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なかなか、ドラマティックな曲ですね。

 

このCOTOBAというバンドは、カテゴリーとしては、マスロックと言われています。

 

ウィキペディアを見てみます。

マスロック (Math rock) は、ロックの一種。キング・クリムゾンスティーヴ・ライヒらの影響を受けた複雑で変則的なリズムギターを中心とした鋭角的なメロディ不協和音などが特徴である。

 

私たちの世代の人はわかりますが、いわゆる「ディシプリン期のキング・クリムゾン」と呼ばれる、プログレッシブロックのバンドである、キング・クリムゾンの音です。

 

それまでの、抒情性のあるキング・クリムゾンと違って、ポリリズムを使ったリズム重視のプログレを提起したキング・クリムゾンは、抒情性が好きな日本では特に、その当時大ブーイングでした。

 

 

そんな音楽が、K-POPで甦っているのですから、相変わらずK-POPはおもしろい!

 

次の曲はLOSSです。

 

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マスロックのバンドは、そのリズムを聴かせる音楽のため、インストゥルメンタルのバンドが多いのですが、お聴きのように、COTOBAは女性ヴォーカルがメインです。

 

インストゥルメンタルどころか、そのバンド名が物語っているように、「言葉」を大事にしているそうです。

 

日本語の「言葉」をバンド名に付けるくらい、日本が好きだそうで、日本語の曲も出しているそうです。

 

この、通常はインストのマスロックのバンドと、真逆のコンセプトを打ち出すところが。K-POPらしいですね。

 

次の曲、LOVE & ARTです。

 

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聴けば聴くほど、おもしろい音楽性です。

 

確かにリズムギターやドラムはマスロックなのですが、抒情的なメロディ、歌が絶妙に絡んで、独特のサウンドが生まれます。

 

 

マスロックのマスとは、MATHMATIC 、つまり数学のロックです。

 

異なるリズムが同時に進行する”ポリリズム”という技法や、 ”変拍子”などの変則的なリズムパターンなど、数学的(Math)な楽曲構成がされているから、そう呼ばれます。

 

その「数学、理系」の世界と、「言葉、文系」の世界を、組み合わせている妙です。

 

 

それでは、せっかくマスロックなので、ここでインストも一曲、ODORIです。

 

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ヴォーカルがない代わりに、リードギターが、まるで歌うようにメロディアスなフレーズを奏で、何も不足を感じさせないところがすごいです。

 

 

次は、K-POPらしく、4人がアイドルのような風体で、超テクニカルなマスロックを弾きまくるKYRIEです。

 

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いやー、おもしろいですね。

 

今日もまた、K-POPの深い沼から、またまたユニークなアーティストが出現です。

 

最後に最新曲、WATER BLUE INDIGOです。

私も最近、聴いたばかりですが、彼らの最高傑作かもしれない、名曲です。

 

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今日も、ありがとうございました。