今日ご紹介するのは、その名も、OCEANFROMTHEBLUE!
若手の男性R&Bシンガーソングライターです。
まずは一曲、COME BACK HOMEです
いやー、打ち込みなしの、生演奏R&Bが良い感じですねー。
そして、何と言っても、彼のヴォーカルですね。
ファルセットでも決して線は細くなく、微妙なビブラートも本当にきれいです。
K-POPらしい軽やかさはありますが、同時に深みもあるという独特のヴォーカル・スタイルのR&Bです。
続けて生演奏のライブをもう1曲、SCENTです。
どうですか、若いのに、この深い海のような歌声は!
何度も言いますが、どうしてK-POPの男性シンガーたちって、地声でもこんなにきれいな高い声が出るのでしょうか?
鍛えるだけで、出るよういなるものなのですかね。
それとも人種的な特徴があるのか。いつも不思議に思います。
高校生の頃に、ソウルミュージックにはまり出した頃、歌の上手な黒人ばかりだったので、黒人は、全員歌がうまいものと信じ込んでいました。
その後、アメリカに住んで、実は大多数の黒人はかえって日本人より音痴だということがわかって、びっくりしたものです。
K-POPを聴き始めた現在は、韓国の男性はみんな歌がうまいのではないか、と思ってしまう次第です。
さて、OCEANFROMTHEBLUEは、シンガーとしてだけでなく、メロディメーカーとしても卓越していて、彼の曲は美メロの宝庫です。
いやー、ボサノバしてますねー。
ギター一本の伴奏でも、彼の歌唱力で、全く音に不足を感じさせません。
彼の曲は色んな曲調がありますが、こんなシティポップ系の曲もあります。
ICECREAMです。
そして美メロの曲ばかりではなく、元々はヒップホップの人だったことを思い出させる、鋭いラップの入ったごきげんなヒップホップ系の曲もあります。
私自身は、1950年代以降のブラックミュージックはすべて好きで、聴いてきましたが、おじさん世代の多くの人がそうであるように、90年代以降のヒップホップだけは、なかなか敷居が高くて、入り込めていませんでした。
しかし、K-POPを聴くようになって、普通の曲にも途中で必ずラップがあり、それが違和感なく溶け込んでいることから、次第にラップにも慣れるようになってきました。
そして今では、3分の曲の中にラップが入ることで、たった3分間の世界がそれだけでどれほど広がり、豊かになることを理解できるとうになったので、ラップが大好きになりました。
同じように感じている方も、たぶんK-POPを聴き慣れると、ラップ、ヒップホップの良さが無理なくわかるようになりますよ!
さて、K-POP全体の中で、R&B、ヒップホップ系の男性シンガーは一番の激戦区ということが言えるかもしれません。
OCEANFROMTHEBLUEのような、才能豊かなアーティストたちが、文字通りしのぎを削っているので、本当にこれだからK-POPはやめられません!
今日は存分にR&Bに浸りましたが、それでは最後にもう1曲TALK!でお別れです。
森の中でのデュオの情景が、彼のオーガニック感あふれる楽曲にぴったりです。
それでは、また!