60歳からのK-POP

63歳で初めてK-popを聞き始めて、沼にはまりました。

文字通り、茶色い目のソウル BROWN EYED SOUL

こんにちは、

 

今日ご紹介するのは、2003年にデビューしたと言いますから、20年の芸歴を誇るという大ベテラン、BROWN EYED SOULです。

4人組のR&Bコーラスグループです。

 

まずは1曲、RIGHTです。

 

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どうでしょうか、おじさん好みの、少しAOR風味の王道ソウルミュージックですね。

 

やはり黒人のソウル、R&Bよりは軽やかな感じで、文字通り「茶色い目のソウル」、K-POPらしいポップさが満載です。

 

この20年のベテランたちも、もちろん私は最近知ったのですが、動画を見たら、まず、BOYZ Ⅱ MEN(ボーイズ・トゥ・メン)を思い出しました。

実際に彼らはBOYZ Ⅱ MENの名曲、END OF THE ROADをライブでカバーしているので、それを見ていただきます。

 

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いやー、BABYFACE作の名曲が甦りますね。

ここでも、BOYZ Ⅱ MENの癖たっぷりの歌い方と違って、すっきり目のK-POPになっているところがすごいです。

 

それでは続いて、BOYZ Ⅱ MEN路線のオリジナル曲、YOUです。

 

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私がBROWN EYED SOULではまったのは、とにかく良い意味で、おじさん好みのジャンルを、上手にリメイク(パクっている?)していることです。

 

それこそ、BABYFACE路線の上記のようなバラードもあれば、洗練されたフィリーサウンド(70年代に一世を風靡したフィラデルフィア発のソウルミュージックでディスコキミュージックの元になった)の曲もあります。

実際にPHILLY LOVE SONGという曲まであるので、動画はありませんが、聴いていただきます。

 

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もろフィリーサウンドです。

フィリー系では、電子シタールが入った、トム・ベル(フィリーの有名プロデューサー)サウンド、もろ、スタイリスティックス、というような曲まであります。

 

 

はたまた、70年代後期のEARTH WIND & FIREのような曲もあります。

ご丁寧なことに、EARTH WIND & FIREの「AFTER THE LOVE IS GONE」をカバーしている動画まであるので、見ていただきましょう。

 

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そして、AFTER THE LOVE IS GONEは、デビッド・フォスターがビル・チャンプリンなどと一緒に書いて、EARTH WIND & FIREに送った曲です。

BROWN EYED SOULのバラード系の曲の多くは、完全にデヴィッド・フォスターサウンドになっています。

 

そのデヴィッド・フォスター系統のHOMEです。

 

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どうですか、ピアノのイントロからデヴィッド・フォスター/エアプレイ系統のアレンジですね。

 

そして、彼らは、STEVIE WONDERも好きなようで、LATELYをカバーしたりしています。

 

 

このように、彼らのサウンドは、70年代、80年代、90年代のブラックミュージックのおいしい所を取ってきているので、おじさんの好物ばかりなのは当たり前ですが、それはとりもなおさず、K-POPの生い立ちそのものでもあるわけです。

 

いくら、おいしい所ばかり取ってきても、それを料理する技量が無ければ、どうしようもないわけですが、BROWN EYED SOULは、それがあるのが、すごいことです。

 

2000年代の始めに、こういうグループが出てきているのが、まさにK-POPの層の厚みを物語っていて、私は改めてびっくりしました。

 

そして歌唱力だけでなく、彼らは自分たちで曲を作って、プロデュースもしているので、黒人のコーラスグループがほとんどの場合、プロデューサーが付いていたのよりも、音楽的には高度であると言えましょう。

 

彼らは20年の歴史があるので、本当にたくさんの曲を出しているので、ブラックミュージック好きな方は、是非一度聴いてみてください。

 

最後にもう1曲 I'LL MOVEを聴いて、今日はお別れです。

 

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今日も読んでいただいて、ありがとうございました。