60歳からのK-POP

63歳で初めてK-popを聞き始めて、沼にはまりました。

おじさんのための、FROMIS-9入門講座

みなさん、こんにちは

 

先日のおじさんのためのRED VELVET講座が、おじさんたちに思いのほか好評だったため、味をしめて、今回は第2弾、おじさんのためのFROMIS-9入門講座です。

 

FROMIS-9は8人組(最初は名の通り9人でしたが、昨年の8月にメンバーのギュリが女優業に専念するために脱退してしまいました。)のアイドルグループですが、K-POPに入っていくための導入としては最適なグループなのではないかと、おじさんは思っています。

 

曲が、日本人のおじさんたちが好きなシティポップ風で、メロディアスでわかりやすく、すっきりしているので、K-POPのくどさがダメな人でも入りやすいです。

 

では早速、一番の推し曲、DMです。

 

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どうですか、かっこいいシティポップではないですか!

 

曲のテンポや16ビートのノリが山下達郎RIDE ON TIMEと同じで、私たち世代のツボです。

Aメロのバックはチョッパー(スラップ)ベースがメインで効いていて、K-POPでスラップベースが聴きとれる曲って少ないのですが、そこからして私はやられました。

 

そしてBメロに入ると、少しずつ音数が増していって、いよいよ待ちに待ったサビに突入です。

サビで、FROMIS 9が誇る2大ヴォーカリスト、ジウォンとハヨンが高音を爆発させ、華やかなK-POPらしい全員での群舞で、盛り上がります。

 

もちろんタツロウの、RIDE ON TIME~~というサビも盛り上がるのですが、こうやって歌唱力がある人たちが順番に歌っていき、しかもピタッと揃ったダンスでそれを盛り上げるというのが、K-POPならではの高揚感をもたらしてくれます。

 

何度聴いても良い曲です。

 

 

続いての曲はWE GOです。

 

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これもシティポップの名曲ですねー。

 

この曲は「WE GO, WE GO」と繰り返すサビの後に、「WA CHU WA CHU WA」と繰り返す第2のサビがあり、サビが2度おいしく楽しめて、この構成がまた天才的ですね。

おじさん大好きですね。

 

実はここまでの2曲は同じ、COLLAPSEDONEという作曲家がプロデュースしていて、この人が、本当に良い曲を書くのです。

FROMIS 9以外でもTWICEなどにも名曲を提供しているのですが、その話はまた「おじさんのためのTWICE講座」などに取っておきましょう。

 

いずれにせよ、K-POPは、COLLAPSEDONEのような、超優秀なプロデューサーたちがいるからこそ、クオリティの高い楽曲が次々と生まれてくるわけです。

 

それではFROMIS 9 シティポップシリーズの三連発目、STAY THIS WAYです。

 

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同じCOLLAPSEDONEさんのシティポップシリーズでも、この曲はお聴きいただくと感じる通り、昨年(2022年)の夏に発売されたサマーソングです。

やはりシティポップは夏が似合います。

山下達郎も、クリスマスイブのヒットで冬の人になりましたが、それまでは「夏だ、タツロウだ!」だったのです。

 

このFROMIS 9の爽やか夏向きのシティポップは、全世界の人をとりこにして、大ヒットしました。

 

ここまでご紹介したシティポップ3連発の前にも、FEEL GOODという同じCOLLAPSEDONE作の名曲もあるのですが、似た曲が続くのでここでは割愛です。

 

 

次にFROMIS 9の魅力をお伝えする動画は、以前にご紹介したRED VELVETのFEEL MY RHYTHMをカバーしているものです。

 

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どうですか、完璧なステージではないですか!

 

RED VELVETの2大看板ウェンディとスルギのパートを、FROMIS 9では2大看板のジウォンとハヨンがしっかりつとめて、他の3人のパートも完璧です。

 

私はこの動画を最初に見た時に、ライバルであるはずの他のグループのヒット曲をコピーして、正式にリリースすることにまず驚きました。

しかも同じ事務所のグループならともかく、RED VELVETの所属するSMエンタテイメントと、FROMIS 9の所属するHYBEは、ライバル関係にあるのです。

 

しかしK-POPを見慣れてくると、実はこういうことはよくあることというのがわかってきました。コンサートなどでも、他のグループの新曲をそっくり歌って踊るというようなことがよくあります。

 

 

先輩、後輩関係が非常に重要である韓国においては、先輩グループへのリスペクトをすごく大切にすると同時に、常に自分たちのスキルを向上させるためにも、他のグループの曲を本当によく勉強しています。

 

そして自曲だけでなく、カバー曲のコンテンツが豊富に提供されるのも、K-POP人気の一因になっています。

 

 

 

さてここまでで、FROMIS 9の、おじさんでも入っていきやすい魅力がわかっていただけたでしょうか?

 

最後にとどめとして、FROMIS 9のメンバーのソロ曲から、おじさん好みの動画を2つほど紹介します。

 

まずジウォンが、おじさん大好き、名韓ドラその名も「私のおじさん」のテーマ曲を歌ってくれています。

 

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この曲の、力強い切なさを見事に表現しています。

 

そして最後に、日本ではその界隈で一時話題になりましたが、ハヨンが何と竹内まりやのプラスティック・ラブを歌っている動画です。

 

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竹内まりやの歌唱とはだいぶ違うソフトな雰囲気で、K-POPらしいゆらぎを感じさせるテイクです。

 

FROMIS 9のアルバムの曲は、今日ご紹介した一連のシティポップ楽曲とはまた違って、もう少しアダルトな渋めの曲も多いので、これらもおじさんにはお勧めです。

 

是非一度聴いてみてください。

 

それではまた。